お肉検定1級、お肉検定2級を受験ー独学での勉強ー

11月11日にお肉検定を受験し、無事に合格しました。

 

そこで。今回はお肉検定についてブログを書きます。

 

お肉検定とは?

一言で言えばお肉づくしの試験です。お肉の歴史、牛豚鶏の種類、特徴、流通から食品衛生、調理の仕方、売られ方まで全てを学ぶことができます。

2級と1級があり2級は初歩的な内容、1級は応用と位置付けられています。

合格すると「お肉博士」を名乗ることがきます!

昨年はメープル超合金の「あんどうなつ」さんがヒルナンデスの企画で受験されて一気に知名度が上がりました。

毎年1回11月頃に開催されており、10月には1級受験者を対象にした講習会が開催されます。

合格率は高めですが(50%くらい)講習会にでないとかなり難しいようです。
私は鹿児島に在住しておりますので講習会に参加できませんでした。

私はお肉を扱うものとして最低限の知識があることの証明になればと受験を決意いたしました。

※参考

http://www.nikuken.com/01/oshiete.html

 

申し込むには?

11月の試験なのですが8月31日までに受験を申し込まないといけません。

また、1級の事前講習会というのもあるようなのですがこちらも同じく8月31にまでの申し込みです。

http://www.nikuken.com/03/kentei.html

http://www.nikuken.com/04/kousyuukai.html

2ヶ月以上前の締め切りですので気をつけないと受けようと思って受験できない場合があります。

会場は?当日の流れ実況中継。

会場は 札幌 仙台 東京 名古屋 大阪 福岡 群馬 の7箇所です。

私はどこで受けても同じなので土地勘がある東京で飛行機を使い日帰りで受験することにしました。

場所はJR中央線武蔵境駅近く。

 

日本獣医生命科学大学です。

日本生命科学大学

 

かわいいホルスタインちゃんがお出迎えしてくれました!かわいいですね!

 

日本獣医生命科学大学

↓こんな感じでお肉検定の掲示板がされています。恐れく東京だけで500人以上が受験していたように思います。

お肉検定案内

 

試験当日はJR中央線が遅れてしまったり(線路に置石があったそうです!本当に迷惑)、武蔵境駅から日本獣医生命大学からわかりづらいこともあって迷ってしまいました。十分余裕を持って会場入りしましょう!

 

試験会場での流れ

会場の4階までエレベータで登り、そこから階段で5階に登ります。すると受験票を出してくださいと言われて1級、2級両方の受験兼表を渡すとあとは会場に入ってくださいと言われます。

会場は横長の教室で1室250名程度入れる部屋が2つと60名程度が1つの3部屋でした。

横長などの端の席だと黒板の掲示物が見えません。

受験されるは精肉関係者だからいかついひとばかりかな〜と思いきや。。若い人が多く男女比は6:4くらい。若い女性も非常に多くいました。

 

2級は試験開始10分前1時50分に監督の方が説明を始めます。「不正行為とみなしたら申し開きの場を与えずに即刻失格。」「試験問題を持ち出したら失格」。「問題の解釈の質問は一切受け付けない」。「開始30分以降は退出可能だが残り5分になったら退出不可」という説明がありました。

開始されて30分。70問目くらいを解こうとしている私!すると、前の席の人は颯爽と退出していきました。

その後もぞくぞくと退出していきます。

2級の試験が終わると一旦全員外に出されます。2時に終わって2時35分で教室には再入室できないので廊下で立って待ちます。足が痛い!

そのあと、1級も基本的に同じ流れで3時開始です。1級は難しめでしたがそれでも私の前の人は30分で颯爽と退出していきました。すごいですね〜〜〜!!

終了するとどっと受験者がでてきてごったがいします。同じ会社の人や夫婦や学校が同じであろう人などがああでもないこうでもないと試験について振り返っているのが聞こえてきて面白かったです。
ただ、帰りはエレベータが混み合ったため階段で降りました1階までおり帰路につきました。

 

お勉強方法

私は遠方からの受験でとても事前講習会を受けられる状況にありませんでした。

そこで9月上旬からお肉検定2級のテキストから読み始め1級と9月中には一読しました。

 

そこでわかったのは・・・

 

2級テキスト(100ページほど)はとても親切にでそうなことろに波線がひいてありますが!

1級テキスト(190ページ)は文字ばっか!これ何回読んでも頭入んないじゃん!ということ。
やば!もう講習会の申し込みも終わってるし。。。と半分諦めそうになりましたが受験料&すでに払ってしまった交通費を思い出し。いや頑張ると気持ちを入れ直しました!

そこで、約25日かけて1級をノート2冊に写経いやいや写しとることにしました。

ここで単に写すのではなくてポイントになりそうなところをまとめていくことです。

 

 

あとはラスト10日ほどでノートをなんども見直しながらポイントを頭にいれていきました!

そして、2級の後ろについている例題30問をみて出そうなパターンを予想するとともにネットで過去の先人のブログを拝見して出題傾向を探ることをしました。

試験当日も飛行機の中でお肉検定のテキストを見ていると隣の席の人が物珍しそうにガン見してましたがそなのかんけ〜ね〜です。

 

今回の出題内容

今回の出題内容を簡単にまとめます。私の記憶に基づく物でして・・・すべての問題ではありません。もし誤りがあった場合はご容赦ください。(責任は負いかねます)

2級の出題内容

・室町時代の食文化。とくに精進料理のくだり
・江戸時代の食文化。とくに食肉が禁止されていたくだり
・一般の人がお肉をたべだしたのいつか
・食肉とは何の総称か?
・鶏肉の生鳥→中抜きと体→解体品→精肉の過程(正しいか)
・和牛の写真を見せてどの品種か選ぶ
・食肉の飼料自給率は何%か?
・豚肉のライフサイクル(何頭産んで1年位何回分娩)
・ブランド肉がどういう生産販売のされ方をされているか
・市場の流通するとき単位はキロ
・ロースが豚肉のどの部分にあたるのか
・鶏肉はすべて鶏肉専門業者同士の相対取引されている
・牛の食用内臓の種類
・ヘット=牛、ラード=豚の脂肪
・副産物は 革製品の原料になっている
・牛の第一はミノ
・輸入肉のほとんどは部分肉
・輸入豚肉のフローズンのほとんどはハム・ソーセージ用
・牛は格付協会は13部位→小売の時は11部位
・食品衛生法上、「加熱食肉製品」「特定加熱食肉製品」「非加熱食肉製品」「乾燥食肉製品」に分類
・ロースハムの原料はロース肉(もも肉と書かれて正誤だった思います)
・牛腸づめ=ボロニア 豚腸づめ=フランクフルト 羊腸づめ=ウィンナー
・JAS規格は標準、上級、特級、特定の4種類
・ソーセージがもっとも需要が大きい
・ハムソーセージ類は加熱してくださいと書かれていなければ加熱しなくてもよい
・アレルギー源の主要7種類は覚えましょう(小麦がでました)
・賞味期限は3ヶ月以内は年月日、3ヶ月を超えるものは年月
・検査は生体検査、解体前検査、解体後検査を全頭実施
・ノロは85度〜90度で90分加熱
・冷凍時は急速に解凍時は冷蔵庫でゆっくりと
・牛肉色の変化するといの物質(ミオグロビン→オキシミオグロビン→メトミオグロビン)
・体内で合成されないアミノ酸は必須アミノ酸
・認知症予防に役立つ多価不飽和脂肪酸はアラギドン酸
・食肉はアミノ酸スコア100
・ヘム鉄は非ヘム鉄の数倍吸収がいい
・味を感じる味蕾の生成に必要なのは亜鉛
・ミディアムの焼け具合の詳細
・常温で個体=脂 常温で個体=油
・月桂樹の葉で爽やかな芳香=ローリエ

1級の出題内容

・江戸時代に彦根藩は牛肉を薬喰いしていたくだり
・肉の大量生産化が始まったのはいつか?
・牛、豚、鶏の自給率
・とさつ解体の従う法律
・牛トレーサビリティ法に基づいて個体管理されている6項目(当てはまらないのはどれ?)
・無角和種の説明が書かれていて選ぶ
・和牛と乳用牛のライフサイクルの組み合わせを選ぶ
・大ヨークシャー種の写真が出ていて品種名を答える
・三元豚の英語名(LWD)
・豚肉のライフサイクル6ヶ月で110〜115キロを選択
・地鶏の条件で誤っているものを選択(75日以上が短めに書かれていました)
・牛、豚、鶏が1キロ成長するのに必要な飼料の量
・鶏の大型(3.5キロ)が出荷されるまでの日数(何週か)
・鶏肉の生鳥→中抜きと体→解体品→精肉の過程(正しいか)
・豚は皮剥と湯剥があり、日本は皮剥、世界は湯剥
・ダーティゾーンの最後の工程は何か
・歩留まり等級は72以上A、69〜72B、69以下C
・牛、豚、鶏の歩留まり率
・牛はA5が最上、C1が最低
・豚枝肉取引規格での「上」の体重範囲を選択
・牛は格付協会は13部位→小売の時は11部位
・鶏肉は専門企業同士が相対取引で価格決定
・鶏の親は5ヶ月以上
・テンダーロインに当たるのはどの部位
・肉用牛の上位3都道府県を順番に並べる
・牛、鶏、豚の消費量1位をすべて答える
・牛肉と豚肉を生で食べてはいけない理由
・ボロニアソーセージは何の腸か
・ハムソーセージの起源の説明(元は豚肉の保存のため岩塩まぶした。肉の漬物)
・ハムベーコンの製造過程の塩せき、熟成の目的
・ハムベーコンの製造過程加熱の処理の順番選択
・JAS規格は標準、上級、特級、特定の4種類
・ソーセージがもっとも需要が大きい
・主要7アレルゲンの組み合わせを選択
・消費期限と賞味期限の違い
・粗挽きは5mm以上で1回ひいいたもの
・特定JASマークとはどういうものかを正誤
・人口ケーシングは食べられるかで正誤
・と畜場法の対象になってりう動物で正誤
・と畜検査は都道府県知事の権限。獣医師の資格を持ったと畜検査員という内容で正誤
・検査時に廃棄処分になる条件
・輸入時に行う検査は動物検疫と食品衛生検査で正誤
・75度1分以上の加熱で撃退できる微生物を選択
・付けない、増やさない、やっつけるという3項目が正しいかを正誤
・食品衛生法上の冷蔵10度以下、冷凍ー15度以下の基準
・横紋筋が食肉になっているかで正誤
・ミオシンの説明
・体の構成要素の割合水分60〜80%、タンパク質15〜20%、資質5〜15%
・貯蔵脂質は霜降りに関わる
・風味に関わるのは脂肪
・PSE
・食品産業は衛生のバトンタッチが必要
・5Sのなかでもちこまないのはどの部分に入るか?
・5大栄養素はなにか?
・肝臓のターンオーバーは2週間
・必須アミノ酸でヒスチジンを抜いた8個を選ぶ
・必須脂肪酸を2つ選ぶ
・コレステロールは8割は肝臓で合成
・ビタミンはほとんど体で合成できない
・脂溶性ビタミンを選ぶ(ADEK)
・ビタミンB1が最も含まれる豚肉の部位はヒレ
・ヘム鉄は非ヘム鉄の4〜5倍の吸収率
・鉄と一緒に飲んだ方がいいのは(たぶんギャバジュース)
・味を感じる味蕾の生成に必要なのは亜鉛
・エネルギーをミトコンドリアへ運ぶのはカルニチン
・イミダペプチドがたくさん入っているのは鶏の胸肉
・食肉の種類を特徴づけるのは香り
・香味野菜と肉を炒める時には最初は弱火で香味野菜を炒めて香りがでるようにする。
・衣をつけずにあげる、中華料理によく使われる上げ方は素揚げ
・菜箸を入れて静かに泡が立つくらいの温度は160度
・肉の焼き汁を利用してローストビーフなどに使うソースはクレービーソース
・森を感じさせる強い芳香のポトフなどに利用されるハーブはローズマリー
・食品表示法はJAS法、食品衛生法、健康増進法の3つ一元化
・食肉構成競争規約の成り立ち
・豚の部位の表記 豚・豚肉・ポーク のどれでもいい
・部位と表記の組み合わせで正しいものを選ぶ(牛かた切り落としみたいな)
・和牛は必ず和牛と表記ないといけないか?
・黒豚はバークシャー種同士のかけわせしか認められない
・必ず表示なくてはならないものに当てはまらないのは(用途)
・レバーは赤物に分類
・亜硝酸塩の基準値
・副産物の名前と臓器の組み合わせ
・精肉のパック詰めを写真で3つ見せて組み合わせを答える
 胸ーももーささみ
 肩ロースーロースーバラ
 サーロインー肩ロースーモモ
 舌ー横隔膜ー肝臓

 

講習会に出れない人の必殺技!

それは・・・

 

試験当日に講習会に出たであろう人見つけてその人のテキストをガン見してラインマーカがひいてあるページ&箇所を把握することです!これですくなくとも5問は取れます!恥ずかしいですがやる価値はあります。もっと勇気がある人ならその場で仲良くなって見せてもらうのも手かも!これは私にはできませんが・・・

 

また、2級と1級の併願もおすすめです。2級ででて1級でも出た内容が5問はあったと思います。自分がわかっていなかった箇所は休憩時間にチェックしなおせば2〜3問はとれるのではないでしょうか?

まとめ

お肉検定は内容自体は他の資格試験に比べても難しくないのですが80点合格そして過去問一切なしという試験ですので講習会にいけない地方の受験者にはテキスト丸暗記の刑しかありません。
しかし、お肉博士ってちょっとかっこよくないですか!!!
名刺にお肉博士ってかいてあるとちょっといいですよね。難しそうな資格よりとっつきやすくてしかも信頼できそうで。
また、お肉を知れば知るほどお肉を作っている方々への感謝の念が湧いてきました。毎日口に入るお肉だからこそ生き物を育て下さる方々。と殺解体してくださる方々。精肉になるまで関わるすべての方々。そして生き物自体に感謝をして命をいただくということの尊さを感じることができました!!!
お時間があれば挑戦してみてくださいね!!12月には合格発表だそうで受かってらいいな。

 

 

 

 

FP3級の独学でギリギリ合格勉強法

FP3級を受けてみよう!そう思ったのは?

保険や年金、老後の資金ってどうすればいいの?不動産を買いたいけどどんな条件あるの?

そんなわからないことだらけのお金の話。それを少しでもわかるようになるになるのがFP3級という資格です。

簡単な資格だから受けたら!芸能人も取れる程度の資格!という言葉を聞きましてサクッと受けてみようと思いました。

・・・が、正直言って私はなめていました。

そう私は全くの素人。。。テキストを読んでも頭に入らない。そして、テキスト400ページ。。

1週間で受かったて言う人がいるので内容は簡単なのだろうかというとま〜専門用語のオンパレード。

1ヶ月くらいあれば受かるだろうと思っていた私は大きなショックを受けました。

仕事の忙しさも相まってテキストをギリギリ1周読み終えた段階で試験に挑むことになりました。

テキスト400ページを一週間で何周もできる人ってどんだけ暇やねん!と突っ込みたくなります。

そんな私でもなんで受かったの?

それははっきり言って運です。

午前中の学科試験の点数は合格点の6割丁度でした。これを運と言わずいかんせんといった感じ。

しかし、適当にマークしたわけではありません。

たまたま、テキストの頭に残っている箇所が出題されたからです。

でも、運だけではないかもしれないとも思います。

試験自体は選択問題です。つまりテキストを丸暗記していなくてはいけないわけではありません。

たくさんの時間をさけない!テキストみたら巷で言われているほど簡単とは思えないという人ために。

ギリギリで合格したからこそわかる時間がない人のための非常識な合格体験記を書こうと思いました。

それではどんな試験なの?

FP試験の正式名称はファイナンシャル・プランニング技能検定です。

そして試験実施団体がきんざいとFP協会の2つあること。

この2つ実技試験の内容が異なります。

まだどちらの団体の試験を受けるかを決めていない方もいるのではないでしょうか?

そんな方が〜〜

どっちの団体がいいかというと・・・

個人的にはきんざい」おすすめです。

なぜなら、受験会場が多いからです。これ大事!家から近くで受けられるかで当日会場に行くかのモチベーションが変わります(⌒-⌒; )

まだ全くの素人の状況の方は団体に選定に迷って勉強を始められないよりもとっとと勉強を開始することが大事な気がします。

 

おすすめの参考書とかってありますか?

と聞かれると基本的に大概の方がおすすめしている以下のシリーズになるのだと思います。

みんなが欲しかった! FPの教科書 3級

みんなが欲しかった! FPの問題集 3級

こりゃ鉄板ですね!というものの私は教科書のみギリギリ試験当日朝に1周読み終えたのでした。

1日2時間40ページ読もう!と計画をたてのですが・・・素人に難しくて・・読めるのはせいぜい10〜20ページ前後。

ただ、もっとも主要なキーワードだけはなんとか理解しようと努力して別のノートに書き写しました。

FP3級はギリギリ合格するためには細かなものよりもよく出る論点のみを理解&暗記するばいいのです!

 

 

お昼休みは結構大事!

なんです。学科試験で出た論点が実技試験に出ることがあるからです!!

私は全く学科試験でわからない内容をお昼休みにテキストを見て理解したらまんま実技試験に出題されておりました!

当日忘れるな!

受験票、時計、電卓、シャーペン、替え芯、消しゴム

忘れたらいけないですが忘れたからといって慌ててもいけません!

 

まとめ

FP3級に関してギリギリ合格という観点から書かせていただきました。

こんなことをいうと元も子もないのですが。この試験はテキストは難しいのですが実際の試験は常識的考えれば選べてしまうことが多いようにも思います!

ガリガリに勉強された方ほど知識は頭に残っておりませんが・・・世の中の税金の種類や年金の収め方など勉強しなければ知らなかったことが結構ありましたよ!

へ〜そうなんだ!と思うような制度や仕組みだれけ。真剣に理解するのではなくてほどほどでも大丈夫な気がします。

あまり気負わずに勉強を頑張ってくださいね( ´ ▽ ` )ノ

 

 

応用情報技術者の独学勉強法|合格体験記

ブログ筆者は応用情報技術者という資格を有しております。

最近、この資格について勉強法やどういったものかを聞かれることが増えたためブログに書かせていただきます。

応用情報技術者とは?

応用情報技術者とは経済産業省が行う情報処理の国家試験です。情報処理というのはいわゆるITのことです。

受験対象はIT業界の人

IPAという実際に試験を運営する団体によると受験対象者は以下のように記述があります。

高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者
 
つまりは結構難しい内容が問われます。午後試験の選択分野にもよりますが実務経験がないと厳しいだろうなという問題が出題されますので個人的にはIT業界で数年以上の実務経験がある人向けの資格となると思います。
 

IT業界以外の人は合格難しい?

IT初心者には正直厳しい資格かと思います。初心者の場合はITパスポート、基本情報技術者という下位資格から順番に取得されることをお勧めします。

情報系の専門学校や大学に通われて専門的な教育を受けている方は午後試験をテクニカル分野だけ選択すれば合格はできるかもしれません。ただ、マネジメント系に関しては実務経験がないと厳しい問題があるかなと思います。

社会的な評価は?

以下のサイトに記載がある通り、満足度が高くて昇進にも有利な資格ということがわかります。

https://style.nikkei.com/article/DGXZZO9879802024032016000000?channel=DF180320167087

https://tech.nikkeibp.co.jp/it/atcl/column/17/073100321/080800002/

このように社会的な評価も高いということがわかります。また、国家資格ですのでベンダー資格とは比べ物にならないくらいの誇らしさを感じます。

試験の範囲と内容

応用情報技術者はIPAがレベル3と位置付けた資格です。下記URLに詳細は記載があります。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html

午前中にマークシート形式で行われる午前試験と午後から記述式で行われる午後試験に大きく分かれます。

大きくテクニカル分野とストラテジ分野、ストラテジ分野の3分野に分かれます。詳細は以下にURLのシラバスをご覧ください。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/syllabus_ap_ver4_0.pdf

午前試験は毎年ある程度出る内容が一緒の部分と最新の情報を織り込んだ内容があります。

午後試験は長文を読んでその中から問題が問われて記述式で回答するという内容です。

合格するまでの道のり

私のスペック

大学までは文系でITなにそれおいしいの?というレベルでしたがなにを血迷ったか就職しSEとなりました。

専門分野はいわゆるネットワークとサーバインフラ周りでした。

資格でいうとCCNP(ネットワーク機器ベンダーシスコシステムズのプロフェッショナル資格)やLPICレベル3(Linuxに関する民間団体資格の最上位)は取得していました。

受験の経緯や動機

SE時代に入社して2〜3年目くらいで1回目の受験をした記憶があります。

しかし、仕事が忙しすぎて全くお勉強に手をつけられないまま受験をしますと午前試験は超がつくほど簡単に思えました(合格点を取れていました)。ただ、午後試験は全然歯がたちませんでした。

この経験から午後試験さえ勉強すればいつでも受かる!という勝手な自信を持ってそのまま受けずに放置状態が続きました。

7年ほどシステム業界にいて全く畑違いの業種に就くことになったのですが、保有資格がベンダー資格ばかりで更新をしなければいつかは消えてしまうということに気づきました。

資格は自分のスペックを証明するには有用なものですので持っていても損はないでしょうし。

そこで、失効がない国家資格の応用情報技術者試験を再度受けようと思いました。

具体的な勉強法は?

2回目の受験をしました。1回目の経験から午前試験は勉強しなくても解けるという勝手な自信があったために午後試験対策として過去問題を数年分を解いて試験に臨みました。

すると・・・なんと午前試験に歯が立ちませんでした。。。IT業界を離れてしまっていて最新の情報が頭に入っていないのが原因だったようです。

そこで再々受験するために午前試験のお勉強を徹底的に行いました。

具体的には『応用情報技術者 試験によくでる問題集【午前】』の最新版を購入してほぼ暗記するまでやりこみました。

午後試験については過去問『パーフェクトラーニング過去問題集』で解説をしっかり読み解答のパターンを把握しました。

午後試験について

①セキュリティ
選択が必須のセキュリティに関しては直近に問題になっているような標的型攻撃やSNSの驚異の事例など年にもよりますが難易度が高い問題が出題されるようです。そこでIPAの情報セキュリティ10大脅威等は読み込んでおいた方がいいかと思います。

②経営戦略とアルゴリズムの選択
私個人の話をすると経営戦略を選択しました。理由はアルゴリズムを体系的に勉強したことがなかったのと今から勉強することがめんどくさかったからです。

ただ、私の受験した年の経営戦略の問題は財務3表を読めてかつ主要な指標の計算の仕方が分からないと解けな問題でした。

私は実務で経営戦略の分野はよく取り扱っていますので得点源とすることができましたが経営戦略分野を実務でされていない方は出題傾向が一定で満点も期待できるアルゴリズムをしっかりとお勉強された方がいいのではないかと思います。

③テクニカルの分野
仕事や学校の授業でプログラムを書いたりデータベース構築、ネットワーク構築等をやられている方はテクニカル分野を選択しましょう。そしてその分野は満点を狙いましょう!

私はネットワークを選択しました。実務でキャンパスネットワーク、データセンターネットワーク、キャリアネットワーク其々ある程度やっておりましたので応用情報で出題されるレベルは基本的なことばかりに思いました。

きっと、データベースやプロブラムの分野も専門的にやられている方には基本的な問題に思えるのでしょうね。

④マメネジメントの分野
長文読解問題のようなイメージです。分からない場合は本文中の言葉で当てはまりそうな物を使いましょう。

私は実務でプロマネ(PMBOK利用)や通信キャリア業務( SLA定めたり)をやっていたのでプロジェクトマネジメントとサービスマネジメントを選択しました。

実務で経験しているとついつい本文中にない言葉を使いたくなりますがそこはぐっと気持ちを抑えて本文中の言葉を愚直に使い解答しました。

システム監査を選択される方は経済産業省のシステム監査基準は読まれていたほうがいいようにも思いますが結構膨大な量ですね。

番外モチベーションの保ち方

モチベーションの保ち方で大事なことを4点ほど書かせていただきます。

  1. 1日あたりの勉強量を無理のない範囲に抑えるように計画する。
    1日に10時間勉強するというような到底無理な計画は立てて計画倒れになるよりも。1時間とか1時間半くらいを毎日数ヶ月続けた方がいいでしょう。
  2. 勉強する本やサイトは最低限に絞りそれを何度も何度も繰り返す。
    合格体験記を見るとあれもこれもと手を出してどうやってそんな時間を作ったのだろうと思うことがあります。あまり鵜呑みにしないで今の自分のレベルで確実にできることを考えましょう。
  3. 勉強する内容、量、時刻、場所を固定する。
    これをやるとオートマチックにお勉強するようになりますし、1日あたりのゴールが明確ですので達成感もあります。
  4. たまには休む
    休みも週1日くらいは計画に入れましょう。しかし、無計画な休みはやめましょう!

 

まとめ

応用情報技術者試験はある程度高度で幅広い知識を得られかつそれを証明できるので良い試験であると思います。

しかし、応用情報技術者に合格したからといって何かができる証明になるわけではありません。

IT業界は実務経験が物をいいます。実際、どれだけ資格を保有していても実務経験がないとシステム設計や構築はできませんし、顧客へのシステム提案や自社へのシステム導入検討もできません。

ただ、応用情報技術者試験に合格しているんだということを自信にしてハードルが高い新たなプロジェクトに取り組むことはキャリアにとってとても有意義なことだと思います。

応用情報技術者試験を受ける方に勉強のイメージが湧いてモチベーション等の向上に繋がれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

色彩検定2級の受験!|独学で合格した勉強法や参考書

本日6月24日は色彩検定2級を受験してまいりました!

この資格は「色」について知識や技能を問うものです。

当店で言えばお弁当の色合いやお店のディスプレイや陳列、POPなどいろんな場面で生きる知識です。

1年半前に3級を取得しまして今回満を持して2級に挑戦いたしました。

3級の時は約二週間の勉強でカラートーンやPCCS24色相を正確に覚えたのは試験当日でも余裕で受かる程度の試験でしたが、2級はやはり難易度が上がるため4月から慣用色名を覚え出し、5月からテキストの内容を勉強しました!

自己採点の結果は?!

カラボ色大学が出している解答速報と照らし合わせると大体8割はとれていそうなのでなんとか合格ラインの7割は超えていそうです。

ただケアレスミスで記述問題のPCCS表記の足し算を間違ってしまっていたりしました(。-_-。)合格してれば特に問題はないのですが。

→無事に合格しておりました!合格書は3級のとは変わっていて少しおしゃれになっていました。

勉強の進め方

今回、私は独学で受験をしましたので参考までにどのように学習をしたかをご紹介します。

まず利用したテキストは以下の3種類です。

 

①色彩検定公式テキスト

②色彩検定2級テキスト&問題集

③2017年度過去問題集

 

学習の流れは以下の通りです

[STEP1]
試験約2ヶ月前から「①公式テキスト」の慣用色を1日3個ずつ約20日かけて覚えていく。
はっきり言って覚えずらいですが確実に出題されますので少量ずつ小分けにして覚えていくのがポイントです。
似たような色が問われることは本番ではありませんが3級のように「色名がそのままやん」というのはあまりないので根性で覚えましょう!

 

[STEP2]
試験1ヶ月半前から「①公式テキスト」を読み、その内容を「②色彩検定2級テキスト&問題集」で再度確認し、章末問題を解く。
公式テキストは読み物としては興味深いものの重要な点や試験に問われる点がどこなのかがまったくわかりません。そこで「②色彩検定2級テキスト&問題集」のような要点がまとめられた参考書で何が大事なのかを整理することが必要です。

 

[STEP3]
2週間前からは「③2017年度過去問題集」で過去問を解くと同時に「②色彩検定2級テキスト&問題集」の巻末についている直前チェックで大事な内容を暗記する。
どんな問題集よりも過去問がもっとも大事です!
なぜなら傾向とどういう観点から問われるかがわかるからです。
また、同じ問題が出ることもあります。
さらに、STEP2でぼんやりと理解した内容を赤シートなどを使って完全に暗記していきます。
マーク式だから暗記はいらないと思うかもしれませんが、視細胞のお話やらインテリア、エクステリアまで暗記していないと選択肢から選べないものばかりです。
プルミエールビジョン、プルキンエシフト、プレナポルテなどにたような名前も結構ありますのでしっかり覚えなければなりません!
それに加えて、記述式で問われる配色技法なども過去問から傾向を知りチェックしましょう!

 

 

[試験当日]
過去問から出題されそうなところをチェックする!
照明の分光分布や慣用色名など過去問をしていると毎年出題されている内容に気づくはずですのでそこをチェックしていきましょう。
私は当日直前まで仕事だった上に試験会場まで1時間半ほどかかるためこのチェックができずに落とした問題もありました。

まとめ

色彩検定はとても役に立つ資格です。

なぜ標識は赤や黄色地に黒が多くて案内板は青が多いのか?看板の色はどうして白抜きが多いのか?新築の家はなぜそのような形や色彩をしているのか?

そんな疑問が解消され、これまでと違った世界が広がっていきます!

もし、興味があれば受験してみてはいかがでしょうか?!